国産小麦100%という選択

2016/06/24

食物の仕事に携わる者の重要な技術の一つとして、「選ぶ力」というものがあると思っています。
数多ある食材の中から適した状態のものを「選ぶ」。それは「火を入れ」たり「適したサイズに切っ」たりすることと全く同等な、料理の技術です。

今回メインで用いる小麦粉を切り替えるにあたって、約30種類ほどの品種やブレンド規格を試しました。

目的は明確です。


「品質が向上すること」

「国産100%であること」

安定していること」


しかし、見た目は同じような小麦粉ですが、使ってみると性格がかなり違います。「どれもいい!」ならいいのですが、大体は「NO」で、なかなか難しい作業でした。

試した中で、ただ一つだけ、「これなら替えてもよい。いや、替えたい!」と思える小麦粉に出合うことが出来ました。それを「選び」ました。

大したことではないかもしれません。でも、小さくて大きな変化だと思います。

少しずつ少しずつ、お客様にもっともっと感動してもらえる味に近づきたいと想っています。是非お試しください。ビナーシェは、広く愛される「大好きなお菓子」を目指しています。

※今後、合わせる素材によっては国産ではなくイタリア産やフランス産の粉などを使う可能性も十分あります。「“喜んでもらえる味”を目指して替えるのだ」とご理解いただけますと幸いです。

国産小麦